お子さんにこんなクセがあればご相談ください
成長途中の子供の歯や歯を支える顎の骨は柔らかく、少しの負荷がかかっただけで、歯並びの乱れにつながることも……。次のような舌や指のクセがあると、歯並びや咬み合わせに悪影響となることがあるため、できればやめさせてあげましょう。
舌のクセ
舌で歯を押すクセがあると、前歯が傾いてきて、上の歯と下の歯が咬み合わない「開咬(かいこう)」という不正咬合になる可能性があります。
指しゃぶり
3歳を過ぎても指しゃぶりをしているなら、やめられるようにしてあげましょう。指で歯に負荷をかけることで、歯並びだけでなく顎の骨の成長を抑制してしまうことがあります。
口呼吸
鼻呼吸ではなく口呼吸をするようになると、唇の力が弱くなり、「出っ歯」になる傾向があります。また、ポカンとあいた口の中は乾燥しやすく、唾液の殺菌作用が機能せず、細菌が繁殖しやすくなります。
この他にも、顎の骨に負荷がかかってしまう「ほおづえ」や「うつぶせ寝」も、歯並びを乱す原因になります。また、歯の生え方、歯並び、咬み合わせや、ここでご紹介したもの以外にも、お口周りのことで気になるクセがあれば、何でもお気軽に当院へご相談ください。
保護者の歯科診療&妊娠中の方へ
宇都宮市 上戸祭の歯医者「星野歯科医院」では、妊娠中の方の体調に配慮した歯科診療を行っています。当院では、保育士資格を持つ歯科助手が在籍しており、ご希望があれば、親御さんの診療中に小さなお子さんと一緒に遊んで過ごすことができます。遠慮なくお申し出ください。
子育てで忙しい時期は、お父さん・お母さんともに、何かと自分のことは後回しにしがちです。お子さんの受診タイミングに合わせて、親御さんもお口の健康を見直してみませんか?
妊娠期にむし歯になりやすいこと、ご存知でしたか?
妊娠中は女性ホルモンのバランスが大きく変化し、免疫力が低下することがあります。これは口腔内でも同様です。また、つわりにより、妊娠前のようなデンタルケアが十分にできなくなると、さらに口腔内環境は悪化してしまい、むし歯や歯周病などのお口のトラブルを引き起こしがちです。
さらに、妊娠中は「妊娠性歯肉炎」を起こしやすくなります。原因菌である歯周病菌が体内に入り込むと、早産や低体重児出産のリスクが高まり、お腹の赤ちゃんにも悪影響となります。このことから、妊娠中はお口の健康にそれまで以上に敏感になり、できれば予防歯科でお口の中をチェックしておくことをおすすめします。
歯科診療におすすめの妊娠周期
妊娠周期は、初期・中期・後期と分けられます。お母さんの体調やお腹の赤ちゃんの発育などから、歯科治療に適した時期があります。体調やお口の症状にもよりますが、一般的には妊娠中期が最適と考えられます。当院では、妊娠周期に合わせて、さまざまな配慮をした診療を行います。受診時には、必ず妊娠中であることをお伝えください。
- 妊娠初期
~13週
- つわりで体調が整わず、診療時にも敏感になりやすい時期です。胎児も体の基礎となる部分がつくられる大切な時期です。
お口のチェック(検診)やブラッシング指導など予防ケアに留める方がいいでしょう。腫れや出血、痛みなどには応急処置で対応します。
- 妊娠中期(安定期)
14~27週
- 個人差はありますが、つわりも安定し、お腹もさほど大きくない時期なので、歯科治療をするなら、この時期が最適です。
体の調子を見ながら、一般的な歯科治療を行えます。防護服を着けてのレントゲン撮影や、投薬も可能ですが、気になるようでしたら、ご相談ください。
- 妊娠後期
28~41週
- お腹が大きくなり、診療ユニットで仰向けになるのが苦しいかもしれません。
いつ生まれてもおかしくない時期なので、治療はできるだけこの時期までに終えておくか、出産後に行うことが望ましいです。腫れや出血、痛みなどがある場合には、応急処置で対応します。
出産前に歯科治療を受けておきましょう
生まれたての赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在しませんが、お世話する母親から唾液を介してむし歯菌に感染することが多いため、かつてはむし歯の「母子感染」などと呼ばれていました。もちろん、これはお母さんに限ったことではなく、お世話する家族みんなから感染する可能性が高いのです。
赤ちゃんをむし歯にさせないためにも、ぜひお母さんはじめご家族のお口の中からトラブルの種(むし歯菌や歯周病菌)を取り除いておきましょう。出産後のお母さんは、子育てに追われ、なかなか自分のために時間や手間を割くことが難しくなります。そのため、ご自身のお口のケアも後回しになりがちです。出産前、できれば妊娠中期頃には歯科治療や予防ケアを受けておくことをおすすめします。当院でも対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
マタニティ歯科の「よくある質問」
A
妊娠中に大量に麻酔を使用すると、胎児に悪影響を与える可能性があるとされています。できる限り使用は控えた方がよく、妊娠初期・妊娠後期には特に注意する必要があります。歯科治療を行う妊娠中期や緊急時でも、必要最小限の使用にした方がいいでしょう。ただし、痛みを我慢し過ぎることも胎児に悪影響となりますので、治療が必要となるような状況にならないよう、予防に努めておくことをおすすめします。
Q
赤ちゃんの歯のために妊娠中にカルシウムを摂るといい?
A
妊娠中、特に妊娠初期に胎児の歯の組織が作られ始めます。この時期にきちんとカルシウムを摂ることで、歯が丈夫に育つことが期待できます。妊婦さんは積極的なカルシウム摂取が推奨されていますが、多くの方が必要量の60%程度しか摂れていないと言われています。過剰に摂取する必要はありませんが、バランスのよい食事で日頃から栄養が偏らないよう心がけましょう。
Q
つわりで気持ち悪くて、歯磨きができないのですが……
A
つわりがきつく、デンタルケアがしにくくなる妊婦さんは多くいらっしゃいます。まずは、お口の中をさっぱりさせたり、酸性にならないような工夫をしてみましょう。食後すぐの水やお茶でのうがいが効果的です。また、歯ブラシが苦手になった場合は、歯間ブラシやフロスなどご自身で抵抗のないものを使用しましょう。また、食後にこだわらず、体調がいいときにお口の清掃ができるといいですね。体調が許すなら、歯科医院でケアするのも一つの方法です。
A
歯科用のレントゲン撮影での被曝量は、局部的なためごく微量で、人が1年間に浴びる自然放射線量よりも少ないものです。さらに防護エプロンを着用するため、かなり被曝量を抑えられます。当院でも、緊急性が高い場合はレントゲン撮影を行うこともありますが、お口の状態に応じてその都度、相談してまいります。
定期検診の時期をハガキでお知らせしています
宇都宮市 上戸祭の歯医者「星野歯科医院」では、6ヶ月ごとの定期検診の時期がくると、ハガキで患者様にお知らせしています。お手元に届きましたら、ご都合のよい日時にご予約ください。
定期検診では、口腔内のチェックとフッ素塗布を行い、治療や処置が必要な部分が見つかれば、ご説明したうえで治療についてご提案させていただきます。初めての患者様にも、同様の内容で定期検診を行いますので、ご希望の方はどうぞお気軽にご予約ください。